最近よくネット上やインフルエンサーの動画で見かける、大学はもうオワコンだから行く必要がないというのは大嘘だ。この嘘に騙されて大学を中退したり、そのインフルエンサーのオンラインサロンに入ったりする人が増えてきているが、彼らのそれはポジショントークにすぎないので、間に受けないようにしてほしい。
要するに、大学オワコンを発信している人達にとっては、ビジネス上その方が都合がいいので、大学不要説を唱えているだけにすぎない。
もちろん、大学がオワコンなのは筆者も同意はするが、大学に行く価値が全くないとは思わない。むしろ、大学に行くことのメリットの方が遥かに大きい。その理由を今からビシッと説明していく。
まず、大学に行くことの1番のメリットは、自分の将来について真剣に考える時間を充分に確保できることだ。これほど変化の激しい激動の時代に突入した今となっては、高校生の内に自分の将来を決めることは不可能に近い。これだけあらゆる事象が多様化した現代では、昔に比べて選択肢も多様性を極める。この状態で、何も分からない高校生に職業の選択を決断させるのはあまりにも酷ではないだろうか?
ただ経済的な事情で、子供を大学に行かせられないなどのハードルがあるのも充分考慮した上で、それでも筆者は、できれば大学に進学させることを推奨する。
ただし、ここで注意してもらいたいことがある。それは、大学のランクについてだ。俗に言うFランク大学、通称Fラン大学には絶対に行ってはいけない。Fラン大学に行く位なら、大学に行く必要はないと考える。要は金の無駄だ。その理由も合わせて、2番目のメリットを紹介する。それは、様々な価値観を持った人達や友人を介して、自分の見識を何倍にも広げることができる。これが、後の人生に於いて、非常に有益に作用すると確信している。
これは、筆者自身が実体験として感じていることだ。
この様々な友人との出会いが自分の世界観を広げてくれるのだが、この友人の質というものが重要になってくる。正直にぶっちゃけるが、名の知れた名門大学に来る学生というのは、やはり志が高い人の割合が、誰も知らないFラン大学に比べて圧倒的に多い。
これは紛れもない事実だ。そういった志の低い人達とつるんだところで、自分が得られるものなど何もない。
3つ目のメリットは重複する点もあるが、やはり職業選択の幅が広がることだろう。日本は何年かかけてデジタルトランスフォーメーションを押し進めるつもりだろうが、そんなに劇的に変わることはないと思う。如何せん、日本はあらゆる物事のスピーディーさにかけている国だからだ。そう考えると、現時点で大学を卒業していなければ就けない仕事というのは未だに沢山存在する。選択肢を増やす為にも、大学には行った方が良いのではないか?
最後のメリットは、海外に移住する、もしくは海外で働く場合に、就労ビザや永住権などの面でかなり優遇されるということだ!
これは知らない人も多いと思うが、日本人が思っている以上に、大卒という肩書きは海外で評価されるものだ。これからの時代、いずれコロナが終息していった時に、果たして日本は住むに値する価値があるのか?海外移住を視野に入れた場合に、大卒という肩書きは強力な武器になる。大学に行くべきかどうか?決めるのは君だ! Good Luck!
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