今更だが、これから飲食業界に足を踏み入れようとしている者達よ!もう一度だけでいい。真剣に考え直して見て欲しい。今まで散々、これからの飲食業界についての暗いエピソードを語ってきた。何度でも言うが、今後の飲食業界に身を投じていくのは、本当に茨の道になる。
まだ足を踏み入れていない君は引き返すことができる。だが、筆者のように、もう引き返すことができない所まで、どっぷりと飲食業界に浸かってしまった者達は、この状況下で足掻くしか道は残されていないのだ。
勿論、新たに飲食業界に参入しようとする人達がいるのはとても嬉しいことだ。できることなら、同じ業界で働く仲間をもっと増やしていきたいと心底思っている。だからこそ、同時に同じ志を持った仲間を救いたいとも思う。
要するに、今の時代に飲食業界で働くという選択は、わざわざ燃え盛る森林の中に裸で突っ込んで行く位無謀なことだ。
今までの飲食業界の古い体質はこれから一掃され、そして新たな業態や他業種からの外食産業への参入など、激動の時代に突入する。大きな時代の変化が起きる時には、決まって他の業界の常識がスタンダードになることがある。恐らく、長い間飲食業界にしかいたことがない人間には思いつきもしないようなアイデアによって、我々の常識やスタンダードは近い将来崩れ去るだろう。
その最たる物がサブスクリプションだ。今現在あらゆるサービスがサブスク化されている。この流れは当然飲食業界にも波及し、いずれ飲み込まれていくことだろう。もう必然の流れだ。こういった新しいサービスを始めるのは、飲食店の廃業ラッシュが過ぎた後に、新しく外食産業に参入してくる外資系の企業やIT系の企業になるだろう。
彼らが外食産業の新たな担い手となった時、果たして従来の古い飲食業の体質を持ち合わせた我々に、残された仕事はあるのか?答えは否だ。
もし仮に、筆者が20歳前後で今の状況を迎えていたとしたら、選ぶ職業はエンジニア一択だ!まずプログラミングを学び、IT系の企業で経験を積んでから、フリーランスのエンジニアになる。これが今の時代における1番のヴィクトリーロードだと筆者は考える。
before567の時代では、ある程度自由に、好き勝手に職業を選んでも、それなりに楽しく生きることができたが、after567の世界ではもうそれは通用しない。
自分が選ぶ職業によってそれぞれの人生に格差が生まれ、優劣が付けられる。つまり、職業選択にミスると人生が詰むということだ。
自分で選んだ職業が、今後衰退していくのかどうかを慎重に見極める必要がある。
残酷な真実だが、皆が無事に就職できる事を心から応援している。
Comentarios