前の記事でも触れたが、やっとの思いで運良く希望の職場に就職できたとしても、上司ガチャに失敗した時点で即詰みだ。そもそも未経験の人間をいきなり正社員にするような所は結構ヤバイところが多い。何故求人が出ているのか?少し考えれば分かることだが、誰かが辞めたからだ。
大抵の場合、求人を出し続けているレストランには入ってくる人間が必ず辞めていくような理由(悪循環)が存在する。どんな仕事にも言えることだが、事前にその職場の雰囲気を知ることができれば、ある程度の失敗は回避できると筆者は考えている。
そこで1番良い方法は、いきなり正社員を目指すのではなく、まずインターンをしてみることだ。飲食業界は最もインターンを経験し易い環境が整っている。そう、それはアルバイトだ。アルバイトの募集形態がなかったら、派遣社員でも良いだろう。
実は飲食業界は他業種と違い、アルバイトや派遣社員からでも、結構簡単に正社員になれるのだ。だから、アルバイトや派遣社員という立場が絶望的な状況にはならない。
それに今の567の時代では、企業側も正社員を雇う余裕がないのが現状で、アルバイトの方が採用され易いというメリットがある。そこで現場の雰囲気を肌で感じ、個々の従業員の人格などを把握する。この段階で、本気で働きたい意志が固まれば、次のステップに進めばいいし、嫌ならまた他を探せばいいだけだ。ただし、ここで1つ注意してもらいたいことがある。それは、君が求める理想の職場は存在しないという事実だ。
料理人を目指す以上、ある程度の我慢と忍耐は必要だ。
次に気をつけて欲しいのが、アルバイトだからといってその立場に甘んじないことだ。あくまで最終目標は正社員(料理人)だ。自分の意識を正社員まで高め、常に高い意識で仕事に臨む姿勢がとても重要だ。そうすることで道は開けてくる。
ちなみに現場の料理人は、アルバイトのことをコックだと思っていないので、そういう高い意識を持ったアルバイトに対して、もの凄く高い評価になりがちだ。アルバイトなのに凄いなと思わせたら、もう君の勝ちだ。周りの人間も君を認め、正社員になるのを後押ししてくれることだろう。全ては君の努力、熱量次第だ!
プラスαで、積極的に自分からコミュニケーションを取っていく姿勢も重要だ。要は上司と仲良くなり、上司に好かれれば、もうゲームクリア同然だ。
ここまでやれればもう確チャンは間違いない。以上がヴィクトリーロードだ!
それでは健闘を祈る。皆とこっち側で会えるのを楽しみにしている。
留言