皆さんこんにちは!最近マネーゲームの調子はいかがですか?
はい、そうです。また株の話です。このブログを読んでくれている皆さんは、おそらく飲食関係の方々だとは思いますが、何か副業を始めるべきなのか、それとも何か投資をするべきなのかと日々模索していることと思います。
そして、投資初心者にありがちなことなんですが、よく分からないからとりあえず積み立てNISAを始めましたとか、銀行に勧められた投資信託に全てお任せしています、といった話を最近よく聞くんですが、はっきり言って間違ってます。
先日も、積み立てNISAやインデックス投資を始めようと思うんですが・・・と言った相談を受けたんですが、長期投資のメリットとデメリットを正確に理解していない人が多いので、少しだけ説明しておこうと思う。そもそも長期投資を行う上で重要なのが、株価の乱高下に一喜一憂しないということだ。投資信託とは、数種類の株式が1つの商品の中にパッケージングされたものなので、1つ1つの株価のアップダウンを気にしたところであまり意味はない。それらが総合的にプラスのパフォーマンスを上げられるようなバランスの取れたポートフォリオが理想的と言える。要は、短期投資のように売り買いを頻繁に行う代物ではないので、たとえマイナスになっていたとしても、ほったらかしておく位の気概が必要になってくる。
従って、基本的には株価が全体的に上昇していく上昇トレンド、即ちバブルのような上昇相場で仕込むのが鉄則だ。今現在、アメリカの株式市場では、未だに最高値を更新しているような状況ではあるが、これがいつ弾けてもおかしくない状況まで来ている。
そう、つまりは一旦の暴落がクル可能性が高い。よって、今長期投資を仕込むというのは、わざわざ大事なお金をドブに投げ捨てるようなものなので、絶対にやめた方が良い。結論を言うと、今から始める長期投資は最悪のタイミングと言える。そう、もう遅いのだ。
周りにいる無知な人間やメディアの浅はかな情報に決して踊らされてはいけない。株で儲かる為の大原則は、安く買って高く売るだ!今の株高の状態で長期投資を始めたところで、損をするのは火を見るよりも明らかだ。
少々前置きが長くなってしまったが、ここから本題に入る。昨日、世界の株価の動向を決めるとも言える重要な指標、アメリカの消費者物価指数CPIが発表された。その数値は驚愕の5.0%という数字であった。これは予想の4.7%を大幅に上回る値だ。
要するに、インフレが加速しているということだ。これの何が問題なのかと言うと、もちろん実体経済にとっては喜ばしい数字なのだが、インフレが加速することによって、これまでアメリカが行ってきた金融緩和を引き締める可能性が強まるからだ。FRBのパウエル議長は2023年までは金融緩和を続けると言ってはいるが、やはりインフレが加速した場合には徐々に金融緩和の手を緩める必要が出てくる。これがテーパリングだ!
このテーパリングが株式市場に与えるショックはデカい。今まで未曾有の金融緩和による異常な金融市場が続いてきたわけだが、その金融緩和が終了するということは、即ちコロナによるバブル相場の終焉を意味することになる。そう、株価の大暴落だ。
このテーパリングショックは、全世界同時株安を引き起こすトリガーになる可能性もある。従って、今は長期目線で株を仕込む状況ではないということだ。
だが、更に驚いたことに、このインフレの加速に対してアメリカの市場がそれほど反応しなかったという点だ。インフレが加速すれば金利が上昇する為、当然株価にも影響が出てくるはずなのだが、今の所は高値圏の狭いレンジ内で踏み止まっている感じだ。と言うより、むしろ金利が下がってきている。何と言うか、かなり不気味な感じだ。
VIX指数(市場の恐怖指数)に関しても相当下がってきており、危険な楽観相場になってきている感は否めない。
更には信用買残もかつてない水準まできている為、暴落の下準備は整ったと言っても過言ではない。売りが売りを呼ぶサーキットブレーカー発動までのカウントダウンはもう始まっているのかもしれない。 Good Luck!
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