今、現在進行形で業績悪化に苦しみ、必死にもがいている企業が沢山ある。
567ショックの与えたインパクトは計り知れない。
会社のトップ、及び経営陣が心血を注ぎ、この緊急事態をなんとか乗り切ろうと必死だ。
そうした努力が報われて欲しいと心から願っている。
だが、皆さんもうお気付きだとは思うが、筆者がそんな生ぬるい言葉で締めくくるわけがない。そう、ほとんどの企業において、特に飲食業において顕著だと思うが、この状況を打破できる妙案、及び人材がいないというのが現状だ。
こういった異常事態が起きた時に、真っ先に対策を講じるのが大企業だ。なので、大企業の戦略を見れば、各業界でどんな対策が有効なのかが見えてくる。
しかしだ、飲食業界における大企業の戦略を見てみると、撤退に継ぐ撤退のオンパレードだ!これはもはや戦略というよりかは、もう飲食業のオワコン化を示唆していると言っても過言ではない。それに加えてダメ押しの理由がある。
それは、飲食業界に優秀な人材(経営者)などいないという真実だ。
そもそも、優秀な人は飲食業自体をやろうとしない。ビジネスモデルが破綻しているからだ。飲食業というのはぶっちゃけアホでもできる。特に経営の勉強などしなくても、店の売り上げからかかった経費を引いたものが利益になるといったシンプルなゲームだ。
そこにマーケティングを用いた高度な経営戦略など存在しない。美味しい料理を出して、いいサービスをする。本当にこれだけだ。
そんな連中が集まったところで、この非常事態を切り抜けられるほどの解決策が出てくるわけがない。おそらく現状と向き合うどころか、現実逃避にも近い567の終息をただただ願うような、愚かな思考停止状態に陥っているだけではないだろうか?
このような経営陣の状態が、今の飲食業界の現状だと筆者は思う。今まではアホでもやってこれた飲食業界だが、これからはそうはいかない。きちんとした時代に沿った経営戦略を練り上げ、実践していくだけの柔軟性と高いマインドが必要になってくる。
ぶっちゃけ今の飲食業の難易度はSクラスのベリーハードだ。もはや、余程の経営センスと奇抜なアイデアを共に持ち合わせ、且つ0秒で行動に移し実践していけるような企業しか生き残れないだろう。無理ゲーに近い。
よく会社を良くする為に皆さんの意見を聞きたいという、社員に寄り添うような社長がいるが、自分の無能さをさらけ出しているようなものなので、あまりオススメはしない。
はっきり言って、本当に会社を良くしたいんだったら、会社の成長を妨げる原因となる癌を取り除くしかない。飲食業の場合、その成長を阻害してしまっているのが、会社のトップであり、経営陣である場合が多々あるというジレンマを今回はお伝えしたかっただけだ。
Good Luck!
Comments