皆さん将棋ってやったことありますか?
羽生善治九段に始まり、最近では藤井聡太八段の活躍によってまた注目を集めてきているゲームだ。最近というより、1年ほど前から筆者は将棋に夢中だ。
今やスマホのアプリ1つで世界中の人々とオンライン対戦ができる時代になった。
最初は簡単な最低限のルールだけを覚えて、実戦で対戦相手の様々な戦術を学ぶようにした。そしてある時気づいてしまった。この将棋というゲームの中で考える戦略や戦術は、人生というゲームの縮図と酷似していることに・・
この将棋というゲームで強くなる為には、まず自分の戦略を立てる必要がある。相手の指してきた一手に対して、その都度戦略を考え、相手の出方も予想しつつ最善の戦術を模索し続ける。こんなビジネスシーンに直結してくるようなゲームが他にあるだろうか?
筆者はこのゲームの奥深さに痺れ、天才と謳われた羽生善治の著書、『結果を出し続けるために』を読んでみることにした。結論から言うと、痺れた!
将棋に懸ける思い、そこでの死闘における精神状態、並びに勝ち続ける為の思考やマインドなど、学べることがとても多かった。
では具体的に将棋において大事なことは何なのか?これを紐解くことで人生の攻略にもきっと役立つはずだ。羽生善治先生曰く、まずは大局観だ!
要所要所における攻防も大事なのだが、時にはゲームの流れ全体を俯瞰的に捉えることで、最善の一手が見えてくるというものだ。これは現実世界にも当て嵌まることで、ミクロの視点も重要だが、マクロな視点はもっと重要だということと類似している。
少し先の未来を予測する上でも、マクロ的観点は必須になってくる。
次に、攻め時が来た時は一気にアクセルを全開にして攻め切る覚悟が必要だ!
もちろんどんなゲームや人生でもそうだが、守っているだけでは勝てない。戦局を見通し、ここぞという場面ではレバレッジを効かせることが重要だ。まさに相手のミスを逃さない姿勢が勝利へと繋がってくる。これはビジネスの世界におけるレッドオーシャンではなくブルーオーシャンを見つけて勝負することに近い視点だ。
ある意味、自分の勝てるポイントでだけ勝負する株のトレードにも繋がる考え方だ。
将棋の面白い所は、ラッキー勝ちが一切ないことだ。運否天賦に左右されず、必ず相手の思考を上回った強者が勝つシンプルなゲームだ。負けた時は100%自分の責任になる。
これほどシンプルで奥深いゲームはないんじゃないか?
思考のトライアンドエラーによる極限の脳トレーニングゲームとでも呼ぶべきか。
彼らの思考をトレースすることは、ビジネスで成功する為には必須の条件だろう。
最後にオススメのアプリと筆者の好きな戦術を紹介して終わりにする。
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