今回はタイトルに示した通り、料理人として一人前になる為の最短最速の道筋を、筆者なりに分析してみたので、皆の参考になればと思う。
尚、ここで言う一人前の料理人の定義については、自分の腕一本でどこでもやっていける実力を備えた状態にしておく。一流の料理人を目指すのとは少しニュアンスが違う所を理解してほしい。では書く!
まず料理人として成長する為には、最初に働くレストランのレベルが重要になってくる。
というのも、最初に働くレストランが君にとっての料理人道の行末をほぼ決めると言っても過言ではないからだ。
例えば、最初に働くレストランのレベル(料理のクオリティ)が低い場合、そこで働く先輩方のレベル(調理スキル)も低い可能性がある。そうなると、君が先輩から最初に教わる様々な知識やスキルが間違っている可能性が極めて高くなる。これは大問題だ。
コックとして、最初に間違ったスキルを身に付けると、後々ボディーブローのように効いてくる。将来的にコックとして行き詰まる事になるだろう。しかも、最初に覚えた事を途中で修正するのはなかなか難しい。変な癖が付いてしまった日には、もう取り返しが付かなくなる。
逆に、今度は高級店を見てみよう。君が最初に働くレストランのレベルが高かったとする。
これは一見良さそうに思えるだろうが、それは間違いだ。何故なら、何も出来ない状態で高級レストランの門戸を叩くということは、裸で戦場の最前線に特攻するようなものだからだ。これはあまりに無謀だ。勿論、鋼のようなメンタルと燃えたぎる情熱を兼ね備えているなら話は変わるが、そういった人種は一流の料理人を目指しているはずなので、今回のテーマの対象外になる。
最短最速で一人前の料理人になるという観点から考察するならば、中級的なレストランで最初に働くのが正解だ!
では具体的にどういった業態で働くのがいいか?それは、専門的な分野も学べるが、そこまで難易度が高くない業態を選ぶのがベストだ!
例えば、イタリアンで言うなら、バール・ピッツェリア・トラットリア、この辺りから攻めるのが無難な選択だと思う。その中から自分がいいなと思った所に行けばいい。
この中級的なレベルのレストランになれば、できる人は必ずいるはずだ。勿論例外はある。ちゃんとした人とダメな奴が入り混じっているようなイメージだ。君はその中で、きちんと見定めて、誰に教わるのが1番良いのか良く考えて決めてほしい。
先ずは、この中級的なレストランで料理人としての基礎を徹底的に磨き上げるのが超超重要になる。
長くなるので、続きはまた今度書く! ではまた!!
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