皆さん今晩は!今回は珍しく料理人について語りますw。料理人にとって必須スキルの1つであるタイムマネジメントについてです。これは料理人に限らず、あらゆるビジネスパーソンにも当てはまる必須のスキルです。今回は、このタイムマネジメントの能力が低い料理人の末路をご紹介することで分かりやすく説明していきます。
まず初めに、タイムマネジメントの定義として、平等に与えられた時間を上手く使い、生産性を上げることが目的になります。要するに、限られた時間の中で、自分に与えられた時間を自分自身で様々なタスクに割り振っていき、最終的にどれだけ生産性を上げられたのかが重要になってきます。
料理人の世界において、このタイムマネジメントができないとお話になりません。まず、仕事を任せてもらえません。1つ1つのスキルを上げて時短していくのはもちろんですが、最も重要な仕事の段取りを組めないということは、仕事の終着点が見えていないという点において、一切の信用を失います。
料理人にとってのデッドラインは言うまでもなく、お客様にお出しする料理の準備を完遂することです。お客様に提供するまでの時間から逆算して、全ての食材の切り出しや下処理、調理に至るまでを計算して、最も時間効率の良い手段や段取りを瞬時に組み立てる能力が必要になってきます。幾つもの作業タスクを同時進行させながら、クリエイティブな作業も同時にこなしていくということもザラにあります。万が一にも間に合わないということは絶対に許されません。それはもはやプロ失格であり、ただの自己満オナニーと一緒です。
料理の味付けや盛り付けのセンス、斬新な発想による新たな組み合わせの構築など、料理人に必須のスキルは多岐に渡りますが、このタイムマネジメントこそが最も必要な能力と言っても過言ではありません。これができないと、基本的にプロの料理人として認めてもらうことは厳しいでしょう。それほどに、調理場は真剣勝負の世界であり、皆1分1秒を争う動きをしています。はっきり言って戦場です。そんな中、仕込みの時間配分もできないようなやつは相手にもされないのが現状です。
美味しい料理を作るだけなら誰でもできます。ですが、素人とプロの1番の違いは、限られた時間の中で時間内に作業を完遂させる。これがプロの料理人の仕事だと思います。
マルチタスクを制限時間内にこなしながら、全てのクオリティを高い水準で一定に保つこと。これはやはり、日々の鍛錬の為せる業だと思います。
この能力が身に付くと、プライベートでも能力を発揮してしまうようになります。もはや職業病ですww。常に時間効率を考えてしまい、生産性を上げようとする努力を無意識で行うようになります。要するに、無駄な時間が許せなくなるわけです。
この能力を磨いていくと、マルチタスクが簡単にできるようになります。と言うよりも、やらずにはいられない体質になってきます。このようなタイトな時間設定を行うことで、自分の為の自由な余白の時間を作ることができ、その時間をクリエイティブな時間に充てることで料理人のタスクはようやく完了します。
クリエイティビティという料理人の本質を引き出す上でも、タイムマネジメントによる生産性の向上とマルチタスク能力は必須です。皆さんの職場はどうでしょうか⁇1人1人にタイムマネジメントを徹底させることで、レストランとしてのレベルもきっと上がるはずです。
Good Luck!
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