まだ知らない人もいるかもしれないが、日本は衰退国家だ。もはや先進国でも何でもなく、ただの衰退途上国だ。今後、少子高齢化による超高齢化社会が到来する日本に、もはや明るい未来はない。高齢者が増えるという事は、必然的に国の政策も高齢者に偏った政策になっていくだろう。というか、もうそうなっている。
若者には厳しい現実が待っている。
それはさておき、衰退していく日本が唯一世界と互角、いや、それ以上に渡り合える土俵がある。それは飲食業だ!
日本人は、日本の飲食業を軽んじる傾向にあるが、それは大きな間違いだ。確かに、これまで日本を牽引してきたのは自動車産業や総合商社、銀行及びIT系のテック企業だ。
だが、彼らは世界の競争に敗れた。プラットフォームを牛耳られてしまった。
これからはGAFAMを中心に、全ての産業が飲み込まれていくだろう。しかし、しかしだ、飲食業はどうだろう。
勿論、567の影響で皆瀕死の状態なのは百も承知だ。だが敢えて言おう。
日本がこれから世界と渡り合える唯一の産業は飲食業だ!これはポジショントークなどではなく、本気で言っている。
その理由をこれから説明していく。
日本は既に、世界一ミシュランの星が多い国であり、美食の国だ。それも圧倒的な数で他国を上回っている。
また欧米では、料理人に比べてサービスマンの給料は半分以下という基準になっているのをご存知だろうか?
料理人よりもサービスマンの評価は著しく低く、また社会的地位も最下層に位置付けられている。勿論、例外はある。海外ではウェイターにチップを渡すのが常識なので、コックより稼いでいるウェイターは沢山いる。
しかし、日本はどうだろう。チップの慣習がないとはいえ、料理人とサービスマンの給料はほぼ変わらない。その理由はシンプルだ。単純にサービスマンの質が高いのだ。
不味い店なのに、潰れないで続いているのをよく見かけるが、それはサービスマンが優秀だからだ。たとえ不味い料理を出したとしても、お客様を満足させてしまうテクニックが日本のサービスマンには備わっている。おもてなしの心が為せる技だろう。
この素晴らしい日本の灯を途絶えさせてはならない。
少しでも多くの飲食店が生き残れる事を心から願っている。
これからの日本の未来を握っているのは、飲食業界に携わっている全ての人達、
そう、俺達だ!!
Comments