皆さん今晩は!今回も前回の記事からの流れを汲む形で、飲食店の共同経営について書いていこうと思います。一重に共同経営と言っても色んな形があるとは思いますが、今回は飲食店を始める際のパートナーとの共同出資のパターンについて考えていきます。
では、まず初めに、何故飲食店の共同経営が必ず失敗すると言い切れるのか?
これは、初めにお互いがいくら出資したかで経営のパワーバランスが決まってきますが、多く出資した方が経営の発言権、及び決定権を握るのは明らかです。
もう既に、この飲食店を開業する前段階でお互いのパワーバランスが決まってしまう状況は、健全な信頼関係を築く上で確実に軋轢を生みます。
共同経営とは言い換えれば、パートナーと運命共同体になるも同然なので、自分達の働きが店の売上を左右することになります。お店が上手くいっている時はこれでも問題ないです。
ですが、長くお店を経営していれば、売上が半減することなどザラにあります。
問題は、正にこういった時に起こります。要するに、どれだけ強固な絆で結ばれた人間関係を築こうが、一度お金が絡んでくると人は豹変します。
つまり、お互いの欠点ばかりに目が向くようになり、相手に対する不信感が募ってきます。
金の切れ目が縁の切れ目とは良く言ったもので、正にこの状況が生まれます。
飲食店経営において1番重要なことは、仲間を信頼し、認め合うことで生まれるチームワークです。これが崩壊した途端に、お店は確実にダメになります。
何を隠そう、これが筆者の実体験からクル真実です。
この共同経営で成功する理想的な形は、やはり家族経営や夫婦による経営のパターンだけです。これが何故成功するのかは簡単です。懐、つまりお財布が一緒だからです。
これこそが究極の信頼関係の為せる技でしょう。要するに、お店の利益を分配する必要がないので、喧嘩になりません。飲食店経営をする上で、これは最強です。
私的で少し偏った意見かもしれませんが、特に、親しい友人との共同出資による共同経営だけはやめた方がいいです。もし仮に、友人と明確な上下関係を決めて開業したとしても、やはり同じ様な結末を迎えてしまうことでしょう。
それほどお金の魔力というものは、いとも簡単に人格を変えてしまうほどの強力なパワーを秘めています。
従って、起業する際には必ず皆さんが社長になり、お店のオーナーとなることで、明確に友人を雇用する側の立場になって開業することを強くお勧めします! Good Luck!
Comments