皆さんこんにちは!菅総理の辞任によって総裁選が加熱する昨今いかがお過ごしでしょうか?正直誰がなったところで大して変わらないとは思いますが、飲食業関係者への締め付けが緩和されることはないでしょう。
前回の記事でも書きましたが、飲食店の独立開業にあたってこれだけはやめておけということがあります。自分で独立開業し、廃業に至った筆者自身の実体験を元に、皆さんにご紹介していこうと思います。
まず初めに、飲食店を独立開業するにあたって資金調達と同じ位、或いはそれ以上に重要なことがあります。それは物件探しです。これは言うまでもないですが、飲食店はほぼ立地で決まります。駅から離れた路地裏や地下物件など、隠れ家的な場所で成功しようと夢見るのは勝手ですが、はっきり言って地獄です笑。かくいう筆者も、そんな夢を見た中の1人です。
路地裏や地下物件は一見お洒落で、家賃も比較的手頃な価格が多いので手を出したくなる気持ちは十分分かるんですが、お客様にお店を認知してもらうまでが地獄です。
このお客様に知ってもらうということがどれほど大変かは、実際にやってみれば分かることでしょう。はっきり言って無理ゲーです笑。ただでさえ少ない新規客を高確率でリピーターに変えていかなければ、運転資金がショートして潰れるだけです。
このお客様をリピーターとして一定数確保し、売上が安定してくるまでの間耐えられるだけの運転資金が必要になってきます。ですが、駅近路面店であれば、この新規客を呼び込むのに四苦八苦する必要がありません。お客様は勝手に入ってきます。あとは実力でお客様にリピーターになってもらうだけです。もちろん家賃は割高にはなりますが、新規顧客に来店してもらう為のマーケティングを行う必要がないので、最初からこのハードルを乗り越えている状況は、やはり有り余るほどのメリットと言っても過言ではありません。
もちろん、自分がやろうとしている業態によって立地の良し悪しが異なってくるのは確かです。カフェであれば、逆に駅から少し離れた落ち着いた雰囲気のある隠れ家的な物件の方が、成功する可能性は上がるかもしれません。
ですが、ここで肝心なことを言います。これは筆者自身も陥った実体験なんですが、お客様から認知されづらい場所でお店をやる場合、お客様が来ない状況が続くと精神的に激しく消耗します。未だ認知されていないからお客様が来店しないんだということを頭では理解しているつもりでも、お客様が来店しない理由をあれこれ考え出してしまいます。
立地が悪いこと以外に実は原因があるのではないだろうか?
こういう疑念が湧いてきます。例えば、料理が美味しくないのでは?値段が高すぎるのでは?メニューに魅力がないのでは?お店の内装に魅力がないのでは?サービスが悪かったのでは?考えればキリがありません。如何せん暇なので、考える時間だけはたっぷりあります。ですが、毎日確実に運転資金だけは減っていきます。
この日々自分のお金が減っていくプレッシャーに打ち勝ち、たとえどんな状況になろうとも自分を信頼し、自分自身で考えたことを実行していく心の強さが1番重要になってきます。
皆さんも立地の悪い物件で勝負するつもりなら、どんな状況でも折れない覚悟を忘れないでください。皆さんの健闘を祈ります! Good Luck!
Comments