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執筆者の写真daisuke ichinose

飲食業界に必要な人材とは?

皆さん今晩は!緊急事態宣言の解除に伴い、多忙な日々を送っていることと思います。

これまで散々会社の上司やリーダー論について書いてきましたが、今回は完全に飲食業界に的を絞って、真実のみをお伝えしようと思います。



皆さんご存知の通り、飲食業界は極めて特殊な業界と言うこともあり、一般の仕事とは一線を画すレベルで全く違います。文字通り飲食店で働くわけなんですが、料理人は料理を作り、サービスマンは接客をこなしています。

IT関連のパソコン業務や、営業職などとは無縁の世界です。こういった条件からも分かるように、ほとんどの人が飲食店以外のスキルを持たず、この特殊な世界に依存しているような状況です。もちろん、皆好きでやっているわけなんですが、他の仕事が一切できないというのも事実です。



要するに、飲食店と言う狭い世界で培われた一般常識や社会的通念なので、ほとんどの飲食業関係者が、歪んだ価値観と偏った知識や先入観に囚われてしまっていると言っても過言ではないです。ちなみに筆者もその中の1人です。

一般企業に勤めている人からしたら、信じられない位の非常識な世界で日々を過ごしている為、世間の常識とかけ離れたところにいるという認識で間違いないでしょう。



前置きが長くなりましたが、そんな飲食業界に於ける優秀な人材の絶対条件とは、一般常識があり、且つコミュニケーション能力の高い人です。そんなの当たり前だろ!と言う声が聞こえてきそうですが、断言します。飲食業界の70%の人達は、この条件をクリアできていません。今回のコロナのような事態にでもならない限り、飲食店で働いている人が世の中の情報を得ようとすること自体稀です。何故なら、必要ないからです。

これは実際に飲食業界で働いている筆者の経験則によるものなので、ほぼ当たっていると思います。



自分であらゆる情報を入手し、時代に合わせて常に自分をアップデートさせている人は、残りの上位30%の人達です。つまり、1年という短いスパンで見ても、一般常識と言うものは変わっていきます。いつまでも古い情報を握り締め、古い常識に囚われたままの人間が山ほどいるのが飲食業界です。この常識をアップデートし続けることが、一般常識があると言える状態です。



次にコミュニケーション能力ですが、これは言葉の通りで、相手の言ったことをきちんと理解し、それに対して適切に応える能力です。はっきり言って、これができるだけでも十分にこの世界で通用すると言えます。それほどコミュニケーション能力の低い人は多いです。

この閉鎖的且つ世間離れした異様な世界では、コミュニケーションが取れなくても実力さえあればやっていけるのも事実です。そのせいで結構誤解されがちですが、飲食業界に於いても、コミュニケーション能力は1番重要なスキルと言ってもいいです。

何故なら、飲食店は1つのチームであり、一般企業のようにテレワークができるわけでもなく、結局はチームワークというものがパフォーマンスに直結してくる仕事だからです。



プレイヤーのまま一生やっていくという確固たる信念があるのであれば別にいいが、リーダーという視点で見た時に、コミュニケーション能力の低い人間が上に立つということはまずない。飲食業界に於ける優秀なリーダーの条件に、部下を育てる能力が挙げられるが、コミュニケーション能力の低い人間は、まずこれができない。

自分が優秀かどうかなど、リーダーになる上では当然のことなので、その上で如何に部下の能力を引き上げることができるかが重要になってくる。



このように、飲食業界で求められる優秀な人間には、実力がある以前に、そういった社会不適合者達をまとめ上げるだけの一般常識と、コミュニケーション能力の高い人間が必要だ!

いつの日か、優秀な皆さんと仕事ができる日を楽しみにしています!  Good Luck!

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