君が会社の肩書きを捨てた時に、残るものは何だ?
そもそも会社に属する以上、上司の意見に忖度するのは当たり前だ!
何故なら、会社という小さなコミュニティの中では、上司に嫌われる=死活問題に発展するからだ。こういったビジネス上の関係がある以上、上司に忖度し、会社内での関係を良好に保とうとするのは必然の流れだ。
そう考えると、上司の反感を買うような態度や行動、意見などは出てくる訳もなく、ミーティングを開いてディスカッションする事自体が無意味になってくる。
上司の意見に反対する、あるいは意見する者が現れないからだ。会社に依存している以上、上司の意見には皆忖度するのが当たり前で、よっぽどの馬鹿か、会社に依存していない自由な人間くらいしか、本当の意味で自分の意見など出てくるはずもない。
ぶっちゃけほぼ全部が嘘で、皆上司に好かれる自分を演じているにすぎない。
このビジネス関係(お金)で繋がっている以上、これは当たり前の真実なのだが、自分がその上司になった途端に、その事実を忘れてしまう人が多い。金で繋がっている以上、上司に対する部下の態度や言動の全てが演技になる。これは皆、深層心理下で無意識に行えるレベルになっているはずだ。特に日本人は、他人の顔色を窺う文化が根強い為、尚更だ。
勿論、中には本物の信頼関係を築いている上司と部下もいる。これは、職人の世界のような師弟関係のイメージだ。だが、日本の企業では、ほとんどの部下が上司の人間性を慕っているわけではなく、しょうがなくその肩書きがあるから慕っているという場合が大半だろう。おそらく99%はそうだ。
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